事業概要

当社は、瀬戸大橋のたもとにある香川県随一の大型コンビナート工業団地「番の州臨海工業団地」の北端に位置し、四国初のＬＮＧ受入基地として２０１０年３月から営業運転を開始しました。
以来、エネルギーの安定供給という社会的責務を担い、１日も休むことなく運転を続けています。
坂出ＬＮＧ基地は、四国電力(株)からＬＮＧ(液化天然ガス)の受入・貯蔵・気化・払出の業務を受託し、製造した天然ガスは、主に四国電力(株)坂出発電所の発電用燃料としてガス導管で供給しています。
また、ＬＮＧローリー車でお客さまへのＬＮＧ輸送も行っており、地域の産業と暮らしを支える大きな役割を果たしています。

ＬＮＧってなに？

ＬＮＧは超低温の液体です。Liquefied Natural Gas（液化天然ガス）の略称で、地中から発生するメタンガスを主成分とする天然ガスをマイナス１６２℃に冷却・液化した無色・透明・無臭の液体です。

ＬＮＧって何に使っているの？

LNGを天然ガスに戻し、主に火力発電所の発電燃料や都市ガスに使っています。
また、一部はＬＮＧのままの状態でタンクローリーで運ばれ、ガス会社や工場等で利用されます。

ＬＮＧってどうやってつくるの？

気体の天然ガスに圧力をかけ、マイナス１６２℃という超低温まで冷却し、液体のＬＮＧ（液化天然ガス）をつくります。
液化することで、体積が気体のときの約６００分の１になり、天然ガスの大量輸送や貯蔵が可能になります。

天然ガスってどうやってできるの？

天然ガスは、太古の生物や微生物、プランクトンの死骸などが地中に埋没し、地球の熱などにより長い時間をかけて分解してできたものと考えられています。

ＬＮＧって環境にいいの？

ＬＮＧは、産出地で天然ガスを液化する過程で硫黄などの不純物を取り除いているため、不純物をほとんど含まないクリーンなエネルギーです。
また、天然ガスは、石炭や石油に比べ、燃焼時の二酸化炭素（CO₂）や窒素酸化物（NOx）の排出量が少なく、硫黄酸化物（SOx）やばいじんを排出しない、環境にやさしいエネルギーです。